徳島城南塾SSH講演会(2026年)
徳島城南塾SSH講演会
本日2月12日、城南高校体育館にて、卒業生の加藤碧渚さんをお迎えし、徳島城南塾SSH講演会が開催されました。
徳島城南塾では、本校のOB・OGを講師としてお招きして、1・2年生を対象に講演が行われています。講師の先生方が、ご自身の研究やお仕事、これまでの歩みを語られ、在校生へ温かいエールを送っていただいています。
社会の第一線で活躍されている先輩の姿や言葉に直接触れることは、生徒の皆さんにとって、自らの将来や生き方を考える貴重な機会となっています。
本日の講演では、「地球は学舎 出逢いは師」をテーマに、加藤碧渚さんご自身の体験をもとにした貴重なお話をしていただきました。
温かく力強いメッセージとともに、挑戦することの意味や、自ら考え行動することの大切さについて語ってくださいました。
以下に、講演の概要をご紹介いたします。


徳島城南塾SSH講演会「地球は学舎 出逢いは師」
講師:加藤 碧渚さん(令和4年度卒)
加藤さんは城南高校卒業後、ニュージーランドへ語学留学。3か月間の語学研修の後、1か月間の一人旅を経験されました。
その中でさまざまな価値観や生き方に触れ、「もっと世界を知りたい」という思いが強くなったそうです。
その後、ネパール、フィリピン、インドネシアなどを訪れ、観光地ではなく、現地の人々の暮らしの中に身を置く時間を過ごされました。スラム街でのフィールドワークや、コミュニティでの生活体験、インドネシアではお坊さんのご家族のもとで暮らすなど、貴重な経験を重ねてこられました。
講演では、単なる「海外体験談」ではなく、そこで感じた葛藤や気づきが率直に語られました。
ネパールでは、いわゆる“豊かさ”とは何かを問い直す経験をされたこと。
フィリピンでは、厳しい環境の中でも互いに支え合い、笑顔を絶やさない人々との出会いから、「ただ存在していることの価値」に気づいたこと。
バリ島では、祈りが日常にある暮らしの中で、目に見えないものを大切にする文化に触れたこと。
また、城南高校時代についても触れられました。
コロナ禍の3年間は、多くの制限がある中での学校生活でしたが、「無いものを嘆くのではなく、今あるものを楽しむ力」を身につけた時間だったと振り返られました。
さらに、「自分の選択は社会への投票である」という言葉が印象的でした。一人ひとりの小さな選択の積み重ねが社会をつくっていくというメッセージは、生徒の皆さんの心にも強く残ったことと思います。
現在は、子どもの主体性や個性を尊重する体験型学習を行うオルタナティブスクールのスタッフとして活動されています。世界を見てきたからこそ、「半径3メートルの愛から始めることの大切さ」を実感していると語ってくださいました。
「地球そのものが学びの場であり、出会う人一人ひとりが先生である」
その言葉通り、加藤さんのこれまでの歩みは、挑戦し続ける姿そのものでした。在校生にとって、自分の進路や生き方について深く考える、貴重な機会となったことと思います。
加藤さん、貴重なお話をありがとうございました。